koudenpaのブログ

趣味のブログです。株式会社はてなでWebアプリケーションエンジニアをやっています。職業柄IT関連の記事が多いと思います。

Lチカ できませんでした

Windows 10 IoT Core では、Raspberry Pi の組み込みLEDをLチカさせるサンプルプログラム( Blinky WebServer Sample - Windows IoT )が提供されているので、試してみた。

タイトル通り、Lチカしなかったのだけれど、Raspberry Pi 2 と 3 とでは組み込みLEDの扱いがちょっと違うのだろうか?

一応、プログラム自体は動いたのでメモしておく。

追記:

なんか、ドキュメントとかコード( samples/MainPage.xaml.cs at develop · ms-iot/samples · GitHub UI違うけどたぶんこの辺、、、)見ていると、ビルトイン的な空気を感じず、GPIOの先に出力しているようにしか見えなかった。

Lチカしなくて当たり前じゃん!

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Raspberry Pi 3 に Windows 10 IoT Core をインストールできなかった

Raspberry Pi 3 に Windows 10 IoT Core をインストールできなかった悲しみの備忘録です。

概要

この記事を書いた後、最終的にはインストールできた。

流れは大体こんな感じ。

  1. Insider Program 未参加の MSアカウントで NOOBS を使ってインストール
    • インストールできなかった
    • そのアカウントでは Insider Program へ正常に参加できていない状態になってしまった
  2. 他のMSアカウントでPCから Insider Program に参加した後、そのアカウントで NOOBS を使ってインストール
    • インストールできた

どこで Insider Program への参加がダメになったのかはわからないけれど、NOOBS を使う前に参加しておいた方が良いかも知れない。

なお 2016/5/01 現在 Insider Program への参加が必要なのは、Raspberry Pi 3 だからで 2 なら要らないはずです。

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Raspberry Pi 3 と Windows 10 IoT Core

先日、ミーハーに飛びついた Raspberry Pi 3 を使うための周辺機器一式を揃えたので、いい加減にLチカくらいはしたいなぁ、という気持ちがある。

どうせなら、OSはWindowsがいいなぁ、と思って、Windows 10 IoT Core のラズパイ3対応状況をぐぐっていたのだが、まだ芳しくないようだ。

ラズパイ3は、2と比べてWi-FiBluetoothが本体に標準搭載されていることが最も大きな違いだ(多分)。

しかし、現時点の Windows 10 IoT Core はそれらのビルトイン無線のドライバは未提供であるようだった。

What’s New for Windows IoT Core Insider Preview for Raspberry Pi 3 では「対応してるの?」「いいえ」的な問答が漫才のごとく繰り返されているように見える。

これらを使えないようだと、ラズパイ3の魅力8割減なので、今の時点では素直に Raspbian にしておくのがよさそうだった。

最新の対応状況は Release Notes - Windows IoT 辺りで公開されているみたいなので、気が向いたらちょくちょく除いてみたい。

Ansible の変数のスコープ

いつの間にか Ansible の変数にスコープの概念が入っていてプロビジョンに失敗するようになっていたという話。

正直、自分はあんまりテクニカルな方面のアンテナを張っていないので、ソフトウェアのアップデートで仕様が変わっていたりすると即死してしまう。

今回は、よくわかっていないまま Ansible の Playbook をいろんなところからのコピペで作っていたら、いつの間にか動かないものになっていた。

Variables — Ansible Documentation

Ansible has 3 main scopes:

  • Global: this is set by config, environment variables and the command line
  • Play: each play and contained structures, vars entries, include_vars, role defaults and vars.
  • Host: variables directly associated to a host, like inventory, facts or registered task outputs

どうやら、Ansibleには変数のスコープが3種類あるようで、このうち Play (要は一回の実行単位)スコープで保持してほしい変数を Host スコープに入れていたので、スコープから外れてしまったようだ。

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ARM (Azure Resource Manager) は PowerShell 以外からも使えます

この記事が何かというと、言いたいことはタイトルで終わっています。

ARM Azure Resource Manager は Azure 上のリソースをいい感じに(宣言的にとか)管理するための仕組みで、ググると大体は Azure PowerShell のコマンドレットを使って操作している例が多くヒットします。

しかしながら、それらのコマンドレットの背後では単に REST な API を呼び出しているだけなので、APIを直叩きすれば、他の実行環境でも余裕でプログラマブルなリソース管理を行うことができます。

今日はそのことに気づかされて感心したので、単にそう主張する記事を書いた次第です。

一応、記事の終わりに C# でのサンプルコードを張ってあるので、多少なりとも参考になりましたら幸いです。

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発熱と計算量の狭間で

新しいノートパソコンを注文してしまった。 持ち運べて、それなりの能力が欲しいという理由で XPS 13 である。

今使っているノートパソコンはもう少し使っていたかったのだけれど、冷却ファンが脈動するようになってしまい、手がプルプル震えるようになってしまったので、修理するよりはいっそのこと買い換えてしまおうと思った次第。Skylakeの評判が良いことも後押しになった。

それなりの能力をノートパソコンに求めた結果、直近二台は敗北している。

基本的に処理能力は発熱と引き換えに得られるものなのだけれど、排熱が追い付かずに常時CPUが90度を超えていたり(それでも元気に動いていたのである意味素性は良かったのかもしれない)、発熱を押さえるために1GHzを下回るクロックで動作していたりした。

後者は今使っているマシンで、ファンが正常でもそんな感じだったので、修理するよりは、となった。

懲りずにIrisのi7を選択したのだけれど、今度のマシンは当たりだといいなぁ。

2016年初頭の IoT 所感

気になる IoT 要素

バズワード感が半端ではない2016年初頭現在の IoT という言葉。最近参加したイベントの講演で、IoTにかかわっている方々は「今のIoTは20年前のインターネットと似たような状況だと思っている」のようなことをおっしゃっていた。

「インターネットください」「インターネットに絡めれば予算が取れる」といったことがあったのだと思うと、なんだか納得感のある状況だ。

最近、仕事でそのIoT界隈の端っこに引っかかってきたので、多少周辺にアンテナを張っている。

アンテナを張る前は、IoTは モノ を中心に物事が進んでいるのだと思っていたのだけれど、どうやらそうではなく、インターネット、サービスが先行しているようだった。

どう考えても、モノを作るのと、インターネット上のサービスの作るのとでは、圧倒的に後者の方がスピードが速い。そりゃぁ、インターネットが先行するわけだ。

ソフトウェア畑の人間から見て気になっているモノ側には以下のようなものがある。

それぞれ、アプローチは異なるがIoTのモノ側の開発速度も今後どんどん上がっていくのだろうと思う。

動向を見守っていきたい。

IoT の未来について妄想する

20年近く前にダイヤルアップでピーガーやっていたころには、スマートフォンでのリッチなインターネット接続が手放せない生活になるとは思ってもいなかった。

これを考慮すると、IoTが今後どうなっていくのかは想像の外にあると思える。

本当にあらゆる電子機器がネットワーク接続されているかもしれない。

個人的に、そのための壁は電源にあると思っている。

無線ネットワークは、公衆Wi-Fiが社会インフラのレベルまで進化するとか、SIMもっと安くなって基地局がより強化されるとか、なんとなくありえそうな感じを想像できる。

それに対して電源はどうなのだろう。現状、インターネット接続できるモノはそれなりの電力を食ってしまい、電池で長時間駆動は難しいのだ。

電波なりから必要十分な電力を発電できるようになるだの、電卓レベルの消費電力でインターネット接続できるようになるだののパラダイムシフトが起きたりするのだろうか。

想像つかない。

20年後に読み返して笑いたいもんだ。