Web界隈ではある機能がプレビュー中だとか、GAされたとかあったりする。
プレビューは「未完成だけれど使ってみてね」状態で提供されること。別の言葉だとベータ版とか。
GAはGeneral Availabilityの略で「一般に提供されるようになった」のような意味らしい。要するにこれからは正式なサービスとして提供するぞ、ということだろう。
そこにどんな差があるのかはサービス次第だけれど、いわゆるWebサービス、SaaSの界隈ではプレビュー版は無償提供するので試してみてくれ。GAしたらお金を払ってね。というものが多いように思える。
他方クラウドプロバイダのプレビュー版は普通に金取られたりして、俺ら金払ってデバッグしてんの? 感がある場合もある。
自分は「枯れたものがいいよね」という感覚と「新しいものは面白いし便利だよね」という気持ちが同居しているので、それを仕事の本番で使うかどうかは別として、プレビュー版を触ったり、GAしたら使ったりしてみたりすることがある。
が、やはり出来立てのサービスは不便だ。
そのサービス自体がGAしていても、周辺のエコシステムが追いついていない場面は多い。
直近だとAWSのAurora Serverless v2やRedshift Serverlessといった既存のデータベースサービスのサーバレス版を少し触っていたのだけれど、やはり不便さがあった。
IaC(Teffaform)プロバイダが未対応でGA直後にはリソースを作成できなかったり、RedshiftにはDMSでデータを投入しようとしたら未対応だったりした。
- Aurora Serverless v2対応が待たれている様子
- DMSのリリースノートにRedshift Serverlessがまだない様子(2022-07-21現在)
- AWS DMS release notes - AWS Database Migration Service
- これはServerlessではないRedshift向けに構成したら動かないかなー、って試したらエラーした。そんなに甘い世界ではない。無印とServerlessは全然別なリソースなようだ
手堅くいくなら何事もある程度枯れた要素技術を使うのがいいんだろうな。
新しめのものに触れる際にはちょっとした不便さには目をつぶったり、OSSなら自分で対応していくマインドを持っていきたい。