koudenpaのブログ

趣味のブログです。株式会社はてなでWebアプリケーションエンジニアをやっています。職業柄IT関連の記事が多いと思います。

プラモとIT

このブログのカテゴリーにプラモデルがある位にはプラモ、模型が好きで、公私でプログラムする位にはITに携わっている。当然、この二つの関わりにも興味がある。今回はその辺り消費者から見た現状への雑感をメモする。

これははてなエンジニア Advent Calendar 2025の13日目です。 前日は id:gurrium さんの「SwiftUIで様々な行 - ぜのぜ」でした。

ギリギリになってから書こうと思っていたところ、体調を崩して遅刻してしまった。 30MM ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON ARQUEBUS ADD VE-40Aを買いにヨドバシカメラに並びに行くのも見送らざるをえなかった。無念。

共有、発信

プラモ、模型は基本的には最後には完成品になって、デジタルデータとしては写真の画像データになる。

画像に特化した共有サービスだとイラストのpixivを連想するが、プラモに関してどうかと言うと、小さい共有サービスがちらほらある程度で、超大手、ここに行けば良い、といったサービスは無いように見える*1

Xが最大手なのではないだろうか。

比較的最近からバンダイがガンプラ特化のサービスを展開しているが、これはガンプラの付随サービスと見るのが妥当だろう。PWAとしてスマホで使う前提で構築されていて、Webサービスの提供形態として面白い。コストパフォーマンスの良い形をとっていると思う。AI活用のような実験的な機能があるのも好み。 後述もするが、国内のプラモとITの取り組みはガンプラが他を大きく突き放している。

www.gn-app.com

共有、発信サービスに関しては、ユーザー数が少なく商売になるスキーム構築が難しいのが現状だろう。

制作のサポート

ここでも商売になるかどうかが主な理由だろうか、プラモ、模型用のソフトウェアは少なく、汎用ツールの活用が主になっている印象がある。

とは言え、今年見かけた草の根ツールに面白いものもあった。

手元の在庫を管理するツール。

Androidユーザーなので試せていないが、ダブっている塗料瓶がそこそこあるので需要はありそう。

混色のシミュレータ。

デジタルデータと違って、アナログな混色は単純な数字の計算でできるものではないけれど、RGB値からざっくり使えそうな塗料を選出できるのは便利だと思う。

この辺りは塗料メーカーからデジタルデータ化されたカタログが欲しいのだけれど、整備されていない。 シタデルカラーは自社のミニチュア塗装用のチャートは用意しているけれど、汎用ではない。

日曜プログラミングで便利にするならこの分野かな、と思っている。

デジタルとアナログ

  • デジタル(3次元CADデータ)-> 3Dプリント/切削 ->アナログ(立体物)
    • ワンオフ、プロトタイプのみならず、少量生産なら3Dプリント品を販売することも増えている
  • アナログ(立体物) ->3Dスキャン ->デジタル(3次元CADデータ)
    • イベントでの試作展示をスキャンされて海賊版が本家より先に売られてしまう程度には進化している

どちらの方向も年々進化して、プロ、ホビーユースともに活用具合が向上している印象がある。

特にアナログ->デジタル方向のガンプラスキャンは、プラモ狂四郎からガンダムビルドファイターズ、ダイバーズに至るまでずっと夢見られていた「作ったプラモが動く」への取り組みとしてとても良い。機会があれば体験してみたい。

high-quality-gunpla-scan.com

またここでも、これらはガンプラを除いてはプラモ用というよりは他の用途で開発されたものを転用が主になっている(はず)。かつては医療、特に歯科用のツールや材料が模型に転用されていたのが、より広がりを見せているのだと思う。

生成AI

生成AIはあらゆるプラモとITの関連を加速させると思う。

制作補助はプロンプト次第で色々行ってくれるし、プログラムしなくても特定目的のツールとして振舞ってくれるようになる日も近いだろう。生成AIにプラモの塗装プランを作ってもらうを試している時にはそういう気分になれた。

今年はイラストからフィギュア風画像を作成するのが流行っていたけれど、個人的には立体物として目の前にあってこそだと思うのであまり気に入っていない。所詮は風「画像」なので。これが3Dデータになってフルカラー印刷できるようになればまた感想は変わってくるかもしれない*2

他の分野で生成AIによる設計から3Dプリントで現実世界への具現化が進み、それがプラモの世界にも取り込まれていくのではないかと思う。

雑感の雑感

今年は何でも生成AIで詰まらないので、生成AI以外のネタで記事を書きたかったのだけれど、触れないのが不自然なくらいに生成AIが跋扈している。そういうものなのだろう。

明日は17:00時点ではだれが書くのか未定です。アグレッシブ~~。

追記: ユーザー数2のSaaSを作っている話 - あけぼのフリップ だ!

*1:といった理由もあって趣味の記録サービスを作っていた

*2:以前3Dプリントサービスに携わっていた時にはオフィスにフルカラー石膏の試作として艦これの島風のフィギュアが置いてあって、その時点で「結構いいな」と思っていた