先日歯医者で虫歯の治療を始めた。
取り合えず軽微な虫歯を削って、樹脂注入。軽微な虫歯に関してはこれで完了。子供のころ(ざっくり30年くらい前)と比べたら文字通り隔世の感がある。
軽微な虫歯治療今昔
昔
- 虫歯を削る
- 歯型を取る
- 歯型に合わせて銀歯を造型する(歯科技工士が)
- 銀歯を詰める
銀歯の造型中は仮の詰め物をしておく。この間2週間以上はかかっていたのではないか。銀歯を外注でなく自分のところで作っていると早いとかはあるかもしれない。
今
- 虫歯を削る
- 樹脂を詰める(歯科医師が)
この間30分程度。
虫歯治療の技術
樹脂は削ったところにクリーム状のものを少しずつ充填しながら紫外線を当てて硬化させる。そのため、ある程度原形を保っている歯にしか使えない。なので軽微な虫歯への治療になる。
原形をとどめていない歯の治療には相変わらず被せ物造型の時間がかかると思いきや、これも1日で済んでしまうらしい。
- 虫歯を削る
- 歯型を3Dスキャンする
- ペン型のスキャナを口の中で動かすっぽい
- 被せ物のデータを作成する
- 自動生成を人間が補正する様子
- 被せ物を3Dプリントする
- セラミックとのこと
- 成型された被せ物をを被せる
メーカーのサイトではこの間1時間とされている。早い。
模型の技術
昔から模型製作に使う材料や工具は虫歯治療のものと隣接していた。
超高トルクのリューターはあこがれだし、UVレジンだって模型用に開発されたものではない。
3Dスキャンからの3Dプリントもやってる人はいるんだろうな。
そんなことを「樹脂充填中口の中が暖かかったのはUVレジンの硬化熱だったのだろうなぁ」と思い出しながら物思いにふける冬だった。