先日のAWS Summit Tokyo 2018後のDatadogの営業が印象的だったので、忘れないうちにメモしておく。
イベントの展示ブースで大量の名刺をばらまいてからしばらく後に、以下の様なキャンペーンの案内メールが着た。 (展示している企業は来場者の情報を収集できる)
強烈なキャンペーンだ。
— 光電/7474 (@koudenpa) June 14, 2018
チュートリアル突破一人に対して1万円はチョイって考えると広告費としては安いのかも。 pic.twitter.com/Z0r6DqHIE6
クラウドサービスに登録して、チュートリアルを突破したら抽選で賞品をプレゼント、というものだ。 それだけならよくあるが、内容がなかなか印象的だった。
- 1人のチュートリアル突破に対して1万円程度相当の賞品金額
- 結構いい金額なのでは?
- 10名中1名という見せ方
- 10%で当たる、というのはなかなか高確率に感じられる
- 当選確率は、例えば抽選で5名にで対象が50名だった場合と同じなのだけれど、10名中1名の方が確率高そうに感じる
- 何なら、対象者が少なく抽選で何名に~の方が実際には高確率な可能性すらある
- ユーザーには対象の人数が分からない
- 費用の上限が明確な施策である
- 対象メールアドレス把握できており、無限に対象者が増えることがない
- (AWS Summitに登録したメールアドレスで登録してください案内があった)
せっかくイベント出展というコストを払って得たメールアドレスに対して、特筆すべき事が書かれていない営業メールを送るだけの企業が多い中、これは相当印象に残った。
クラウドサービスは何はなくとも体感してもらわなくては始まらない。 実際問題効果的でありそうだ。
オチ
それだけ印象に残っている餌でも引っかからなかった獲物がここにいる。
だって面倒くさいのだもの。
自分の場合は一度Datadogを試したことがあったからという理由もあるけれど、ユーザー獲得は大変だろうなあ、と思った。